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窓エアコンのメリット・デメリットを最も詳しく解説

一般的な壁掛けエアコンは本体と室外機に分かれるが、窓エアコンとは、本体と室外機が一体化したもので窓枠に設置するエアコン。

一般的に窓エアコンは冷えにくい上に本体価格も壁掛け式とそれほど変わらない。むしろ冷房のみでその価格は高いとも言える。

壁掛け式を設置できるなら壁掛け式がオススメというのが世間一般のアドバイス。デメリットのほうが多い窓エアコンだがそれでも窓エアコンを選ぶメリットも一応ある。

この窓エアコン(ウインドエアコン)についてそのメリットとデメリットを解説。

窓エアコンのデメリットから

  • 室外機型に比べ冷えが悪い。
  • 燃費が悪い。
  • コンプレッサーが本体にあるためうるさい。
  • 冷房のみの機種がほとんど。
  • 取り付けは簡単だが本体は重い。

室外機型に比べ冷えが悪い

窓エアコンは、室内機である熱交換器や送風ファンと、室外機であるコンプレッサーや熱交換器が一体化しています。

窓枠に設置できるように出来る限りコンパクトで薄く筐体を仕上げないといけません。そのため熱交換器やコンプレッサーの容量も小さくなりエアコンとしての性能は壁掛けエアコンより低くなります。

窓エアコンには広い部屋向きのモデルがありません。

なぜなら広い部屋用の窓エアコンを作ろうものなら重さは40kgも50kgにもなり、筐体の上下左右や厚みもとても窓に乗せられないものとなるでしょう。窓エアコンはせいぜい6畳向きのモデルを作るのが精一杯かと思われます。

燃費が悪い

エアコンとしての能力が低いため、なかなか設定温度へ到達せずエアコンの負担は大きく、電力消費もそのぶん大きくなります。

コンプレッサーが本体にあるためうるさい

コンプレッサー(圧縮機)は壁掛けエアコンの場合、室外機にあります。エアコンの「ブーーーン!」という、うるさい騒音はこのコンプレッサーの音。

コンプレッサー一体型の窓エアコンはこのコンプレッサーを窓枠の上に設置するので、室外機を屋外に置く壁掛けエアコンに比べ、コンプレッサーの騒音が室内に直接響きます。

このコンプレッサーの振動は窓枠から壁に伝わるため、深夜の稼働は気を使います。

冷房のみの機種がほとんど

窓エアコンは一部のモデルを除いて殆どが冷房のみです。

冷暖房か冷房のみかちゃんと知って購入する必要があります。

冷房のみか冷暖房モデルどちらがオススメかという話になれば、冷え込む冬の深夜の稼働時の騒音を考え、暖房は石油ファンヒーターなどを使うという形であれば冷房のみモデルも十分ありです。

取り付けは簡単だが本体は重い

窓エアコンは取り付けが簡単というのがキャッチコピーですが、本体の重さは20kg以上あります。

窓枠へ乗せるのも大変ですが、例えば2階の部屋に設置ため担いで階段を登ることになるかもしれませんしれません。女性が一人でやるにはきつい作業で、男性でも腰を傷めないように注意する必要があります。

たかが20kg強と言っても持ちやすいダンベルとは違い、大きな筐体は持ち上げにくく、20kgや22.5kgダンベルより遥かに重く感じるでしょう。また階段を登る時は視界を遮られるので十分に注意する必要があります。

窓エアコンのメリット

  • 真空引きやポンプダウンが不要なので取り付けや取り外しが素人でも容易にできる。
  • すぐに取り外せるので清掃しやすい。
  • 取り付け時の壁の穴あけが不要。
  • 普通の家庭用コンセントを使用できる。
  • 廃棄時の処分が壁掛け式より楽。出品する手も。

取り付けや取り外しが素人でも容易

壁掛け式エアコンは取り付け時の真空引きや、取り外し時にはポンプダウンという危険リスクのある作業が伴います。きちんとやれば安全ですが素人がやるには壁が大きい。

窓エアコンの場合は室内機と室外機が一体となっていますのでこれらの作業が不要です。つまり窓の上にポン付けするだけ。素人でも容易に出来ます。

取り外ししやすいので清掃しやすい

壁掛け式エアコンのデメリットとして清掃しにくいというのがあります。

エアコンのフィルターは取り外してすぐに清掃出来ますが、筐体内部にも黒いカビが生えるため毎シーズン清掃しないとカビ噴霧器になります。

しかし壁掛け式エアコン本体を壁から外して風呂場で徹底的に洗うにはポンプダウンをして配管から外す必要があります。ある程度分解して壁にかけたまま洗うことも出来ますが作業がやりにくく非常に面倒。

これを業者にやってもらうと1万円以上かかります。

しかし窓エアコンならあっけなく取り外し可能。そのまま風呂場や庭へ持ち出して気が済むまで分解して洗えます。

取り付け時の壁の穴あけが不要

壁掛け式エアコンは室外機からの配管を室内へ入れるために壁に穴をあける必要があります。

しかし室外機と室内機が一体型となっている窓エアコンはその必要はなし。

普通の家庭用コンセントを使用できる

壁掛けエアコンは通常エアコン専用に工事された特殊なコンセントを使用します。これは壁掛け式エアコンの取扱説明書にも注意事項として強く書いてあります。

ですが窓エアコン(コロナ、コイズミ、ハイアール製)の場合、普通の家庭用コンセント(100V、15A、平行型・タイプA)が使えます。

コロナの公式サイトのQ&Aには、コロナのウインドエアコンの電源コンセントについて家庭用コンセントが使えると書かれています。

コイズミ、ハイアールの窓エアコンの取扱説明書ではエアコン専用の特殊なコンセントの使用についての注意事項は記載がなく、説明書の図は家庭用コンセントが描かれていますので家庭用コンセントです。

ただし、コンセントはエアコン単体で直接差し込んで使用します。基本的に延長コードは使わない。またタコ足した場合、火災の原因となる場合があります。

廃棄時の処分が壁掛け式より楽

壁掛け式エアコンの場合、買い替え時に取り付け業者に古いエアコンを引き取ってもらうのが安上がりで一般的だと思いますが、単に廃棄(家電リサイクル)のみをしようとしたら業者を呼んで取り外し費用などがかかり、結構な負担です。

壁掛け式エアコンは自分で取り外すことも可能ですが危険を伴うポンプダウンをしないといけません。また室外機の場所によっては壁の上や屋根の上に設置されている場合もあり、重さ30kgもあろう室外機をそういった場所から自分で取り外すのは大変で危険な作業です。

しかし窓エアコンであれば取り外しは簡単。家電リサイクルをする場合も自分で取り外しが可能なので取り外し費用がかからない。

また窓エアコンは自分で取り外せるためメルカリなどにも出品しやすい。発送は重たいのでヤマトの集荷サービスなどを利用すればいい。買い替えなどで不要になったら出品すれば、リサイクルどころかお金が入ってきます。

どういう人に窓エアコンがオススメか

冷却・暖房性能を優先して考えれば断然壁掛けタイプのエアコンをオススメします。

ただ、

  • 室外機の設置が困難な場合。
  • 壁の穴あけが出来ない場合。
  • 部屋にエアコン用コンセントがない場合。
  • 後々の処分などを考えた場合。

設置やメンテナンス、廃棄などの煩わしさが嫌な人は窓エアコンがおすすめ。

窓エアコン(冷房のみタイプ)

このタイプは冷房のみです。暖房は出来ません。

窓エアコン(冷暖房タイプ)

これは冷暖房が出来るタイプです。

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