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【元気だった高齢者】風邪→寝込む→一生寝たきりへ、この3連コンボに注意!

風邪→寝込む→そのまま一生寝たきりへ・・・

この3連コンボはとても怖いです。それまで元気だった高齢者が、たった一回の風邪やインフルエンザがきっかけで一生寝たきりになってしまうこともあるのです。

廃用症候群は、横になった状態の生活が続くことにより、身体機能が低下し日常生活に支障が出てしまうことです。

調子が悪い時は安静にすることは大切ですが、過度な安静は逆に体を弱らせます。高齢者は短い期間でこれが日常生活に支障が出るほど深刻化します。

風邪→寝込む→一生寝たきり

それまで元気で問題なく生活していた

風邪で数日寝込む

筋肉や心臓が衰えて歩けなくなる

要介護となり、一生寝たきりへ

この流れは高齢者に多いらしい。

病気になった、安静が一番ということで必要以上にずっと横に寝た生活が続くと次のような体の変化が起こります。

  • 筋肉が弱る。
  • 骨密度の低下。
  • 心臓が弱る。
  • 起立性低血圧となる。

若い人であればもともとの体力も高く、ベッドレスト(床上安静)が多少続いても、その後日常生活に影響が出るほど衰えることはありません。

しかし高齢者はもともとの体力も低く、さらに衰える速度が非常に早く、ちょっとベッド生活が続くと、風邪などが完治して元気になってもうまく歩けないようになったり、息苦しくなったり、最悪自分では立ち上がれずそのまま一生寝たきりの要介護となります。

この衰える速度を軽く見ないほうがいいです。高齢者は非常に短期間で起こり得るものです。

筋萎縮が起こる

横になった生活が続くと筋萎縮が起こります。最も深刻なのが足の筋肉の萎縮です。

高齢者は若い人と比べ、元気なときでもすでに筋肉が老化で萎縮した状態。ここからさらに筋萎縮が起こると日常生活で立ち上がったり歩いたりすることが困難となります。

この衰える速度は高齢者は非常に速いのです。

つまり普段の日常生活で立ち上がったり歩いたりしている何気ない動作ですが、これらは筋肉を維持するためにとても重要なことなのです。

骨密度の低下

骨密度も同様、日常生活で立ち上がったり歩いたりして、普段から骨に荷重・圧力がかかっていることが重要で、横になれば当然下半身の骨にかかる圧力が弱くなります。

いくらカルシウムやビタミンDなどの栄養を摂っても、骨への圧力が弱い状態の生活が長く続くと骨粗鬆症が進行します。もともと骨密度が低い高齢者はこの問題は深刻です。

極例でいうと、帰還した宇宙飛行士を見れば分かる通り、無重力まで来ると若い彼らでも骨がスカスカになってしまうのです。

寝たままの生活も同様の傾向が現れます。

普段立ち上がったり歩いたりしている動作で足や腰への骨の圧力が適度にかかっています。何気ない日常の活動で骨密度は保たれているのです。

心臓が弱る

寝てばかりの生活が続くと心臓が衰えて小さくなります。

この実験は日本や海外の宇宙開発のベッドレスト研究で行われているが、20日程度でも心臓は明らかに小さくなっています。心臓が小さくなると当然心拍数も上がり、頻脈になります。

例えば、風邪ひいて寝込んで治ったのはいいがどうも体が重くきつい、病院へ行くと頻脈だった。「安静にしなければ」ということで、なるだけ動かないあるいは横になった生活を長く続けていくと更に心臓が小さくなって負の連鎖が始まります。

もちろん頻脈の原因は色々あるため、病院できちんと原因を明らかにし対処法を指示してもらうのが一番です。診てもらうときに、「それまで風邪で寝込んでいた」、などの説明を医師に伝えることです。

起立性低血圧

人間は常に血流量を調整しています。

寝たままの生活は頭部へ血圧が高くなり、頸動脈の圧受容器が寝た状態で頭部へちょうどいい血圧となるように調整します。しかしいざ立ち上がろうとすると脳への血流量が足りなくなり、めまい・立ち眩み・失神などを起こします(起立性低血圧)。

地球へ帰還した女性宇宙飛行士がテレビの会見時に起立性低血圧で失神した例もあります。

安静に安静に・・が負の連鎖を起こす

人間は二足歩行して健康を保っている動物です。病気の時には寝て回復させることはありますが、寝た状態では健康を保てません。

安静にしてはダメだ!というのではありません。もちろん病気や怪我をすれば安静は大事です。

必要以上に長期間安静にすることは逆に健康を奪ってしまいます。

安静安静の挙げ句、筋力低下+心臓萎縮+心拍数上昇+立ち上がれば脳への血流量低下・・・。病気以前は普通に歩けたのに、病気が治って以降、歩くのに苦しくなり、立ち上がるだけでもクラっと来る。

で、体が調子悪いと感じる。すると、寝込んだせいで衰弱したのに、別のなにかの病気で調子悪くなったと思ってまた朝から晩まで1日中寝て治そうとする。するとさらに弱って、このループで負の連鎖が起こります。

高齢者の場合、どういう病状のときどれくらいの身体状況ならどれくらい日常的な動作・活動をしてもいいのかなどは医師ではないためアドバイスなどは出来ませんが、この負の連鎖は頭に入れておいたほうが良いです。

それまで元気だった高齢者が、たった一回の風邪やインフルエンザがきっかけとなり、そのまま寝たきりになるリスクがあるということで、高齢になったら特に風邪やインフルエンザなどには要注意です。病気が治っても寝込んだことにより衰弱し、元の生活に戻れなくなるリスクがあるということ。

高齢者はたった一回の風邪・インフルエンザで人生が狂います。

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