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欧米食=ハンバーガーやドーナツという偏見

健康食について話題があれば、食の欧米化で云々・・・欧米食は云々・・・と言い、和食と比べられては欧米食は健康に悪い、和食は健康にいいとされてしまう。

欧米食とひと括りに言っても多様なわけだが、ここで言われる欧米食は欧州の郷土料理ではなくハンバーガーやホットドッグなどのジャンクフード、また日本でアレンジされたハンバーグやとんかつなどの和製洋食。

対して比べるのは伝統的な日本料理。

これは誤解を与える表現で納得できない。ということで今回の記事は欧米食への偏見について。

すぐに和食と比べられては悪者扱いされる欧米食

現代人特有の生活習慣病、肥満、病気、これらは食の欧米化が原因である。和食が良い。なにかあるたびにそう言われる。

ここでいう欧米化とはハンバーガーやポテトフライ、ピザ、ドーナツやケーキ。間違ってもオートミール、ヨーグルトや地中海食などの健康食が欧米食の例として持ち出されることはない。

比べる和食は伝統的な日本料理。なにかがおかしい。

欧米の食文化がまるでジャンクフード文化のようにしか聞こえない。欧米人はそういうものばかりを食べているというイメージを作り上げてしまいかねない。いや実際そう思っている人もいる。

もし欧米食と和食を比べるのならば、和食が伝統的な日本料理とするなら欧米食も伝統的な郷土料理で比べるべきである。

天ぷらだってもとを辿れば江戸時代にポルトガルから伝わったものでこれも食の欧米化のひとつ。対して牛丼は明治時代に生まれた日本オリジナル。どっちも和食=日本料理である。

外食で食べる牛丼はハンバーガーと並ぶジャンクフードである。

しかし牛丼が比べられることはない。

牛丼は明治発症だから伝統的日本料理ではないという理屈を並べるにしても、そう言う話になるならば欧米食も同じ条件とし、中世以前の話になってくる。そうなるとアメリカは歴史が浅いので外れる。

しかし、省庁サイトなどが食事の話になると比べているのは

欧米食vs和食(日本料理)ではなく、我々の食の変化のこと

で、我々の食が和食からハンバーガーやポテトフライやとんかつなどに置きかわったというのです。つまり、

和製洋食(または欧米でのジャンクフード)

vs

古来からある伝統的な日本料理

であるということ。そしてこの伝統的な日本料理スタイルが崩れたせいで不健康になっていると言うことらしい。

しかし和製洋食でも一概に不健康とは言えない。

クリームシチューも和製洋食だがあれはとても健康にいい。それに和食といえど完璧ではないので、適度に和製洋食を入れるほうが栄養バランスはいい。

この記事で言いたいことは、これらの表現と比較が欧米食への偏見を生んでいるという事です。

欧米人の食事への誤解。

欧米人はハンバーガーとポテトフライばかり食べている。

欧米人は肉ばかり食べて野菜は殆ど食べない。

これと同じように、欧米人も日本人が毎日寿司を食べていると思っているのかもしれません。

欧米食で健康なもの

欧米人は毎日ハンバーガーやポテトフライを食べて生活しているわけではありません。それは偏見です。

欧米とひと括りに言っても様々な国と文化があるが、主食はハンバーガーでもポテトフライでもステーキでもありません。

欧米人は肉ばかりで野菜をあまり食べないなんてのも偏見です。例えばアメリカ人は日本人より野菜を多く食べています。

欧米食でも健康なものはあります。世界でも健康な食事と科学的に認められている地中海食は欧米食です。

オートミール

欧州で昔から一般的に食べられている健康食オートミール

オートミールは日本では最近一部で流行ってきた程度ですが、欧州では昔から一般的に食べられているシリアル食品です。

オートミールは燕麦を脱穀して潰したもの。他のシリアルのようにそのままでは食べられません。水や牛乳で軽く煮る必要があります。オートミールはビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んだ健康食です。

ライ麦パン

ライ麦パンは欧州ではとてもポピュラーなものです。日本でいうと玄米ご飯のようなものです。

糖質が少なめでタンパク質が多く、ミネラルやビタミンB1、食物繊維が普通の白いパンより多く含まれています。GI値も低く血糖値も上がりにくいのです。

スイスで食べましたが、ずっしり重い、身がびっちり詰まってて満腹感もある。ふわふわスカスカのパンとはまるで逆です。日本でも普通に売っているのでオススメです。

ヨーグルト

お馴染みヨーグルト。説明不要かな?ヨーグルトは乳酸菌を使った発酵食品。

ヨーグルトは乳糖が乳酸菌で分解されているので乳糖不耐症の人でも症状が出にくいと言われています。

多くの人は健康のために食べている感じですが、私の場合は美味しいから食べます。砂糖入れないでも好きです。食べたあと口の中がスッキリする感じも好きですね。牛乳や黄な粉、バナナを入れると砂糖を使わず甘みが出ます。シリアルを混ぜて食べても美味しいですね。

原材料に寒天、ゼラチン、砂糖、果糖ぶどう糖液糖などを混ぜたようなものはヨーグルトもどきであり、健康食品ではなくただのお菓子です。

健康志向であればヨーグルトの原材料は生乳のみ、あるいは生乳と乳製品だけのものを選ぶことを勧めます。

ミネストローネ

世界一健康食と言われる地中海食。

地中海食であるミネストローネは日本でもお馴染み。トマトベースのイタリアスープ。野菜たっぷり、肉も入れていいが野菜がメイン。ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれていて健康食です。

その他フランス料理のポトフ、歴史は浅いがスイスのミューズリーやアメリカのグラノーラも健康食。

ただし日本にあるメジャーなグラノーラは砂糖たっぷりの甘すぎるお菓子でとても健康食とは呼べない。グラノーラは本来砂糖なんて入ってなかったのです。

この記事で言いたかった事

ハンバーガー、ホットドッグ、ポテトフライ、チキンナゲット、ハンバーガー、ステーキ、とんかつ、エビフライ・・・

こういったものばかりを持ち出して比較し、これが欧米食だ!欧米文化だ!とおいうイメージを植え付けています。

これらの食事は健康に悪いから和食にしなさい。和食は健康です。という表現が欧米食への誤解と偏見を生んでいるのです。

ハンバーガーやポテトフライが欧米食のイメージと言うのは偏見。

食の欧米化は必ずしも健康に悪いというわけではない。

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