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経口摂取によるヒアルロン酸、グルコサミンなどの効果の真相が知りたい

健康食品メーカーが、経口摂取としてヒアルロン酸を飲めば、グルコサミンを飲めば、コンドロイチンを飲めば、コラーゲンを飲めば、肌にいい関節にいいと謳い文句に販売しています。

一方で、そのような効果に対して否定意見もあります。

しかし効果がないならとうの昔に国民生活センターで指導が入っているはずと思ったが、そのようなことはなかった。特に関節は病院で治療しても厄介な部位であるが、サプリを飲むだけで効果あるとかそんなうまい話があるのか。

どんな商品があるのか

飲むグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどのサプリメントにはどんな物があるか。適当にピックアップしましたが、まだまだ数え切れないほど多いです。

  • エバーライフ・皇潤(機能性表示食品)
    膝関節の違和感を和らげる、柔軟性可動性を助ける。
  • アサヒ・ディアナチュラ・ヒアルロン酸
    いきいきとした毎日を。
  • キューピー・ヒアロモイスチャー240(機能性表示食品)
    ヒアルロン酸で肌の水分保持、乾燥を緩和。
  • ゼリア新薬工業・コンドロイチンZS錠(一般医薬品)
    膝や腰の痛みは軟骨の減少、コンドロイチンは軟骨を構成する物質
    関節痛、神経痛、腰痛、五十肩、神経性難聴、音響外傷性難聴、疲労回復
  • オリヒロ・高純度!グルコサミン(機能性表示食品)
    膝の動きをサポート。違和感を軽減。
    疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありませんと表示。
  • サントリー・グルコサミン アクティブ(機能性表示食品)
    グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ケルセチン配糖体の3成分の組み合わせで、移動時のひざ関節の悩みを改善。
  • キューサイ・ひざサポート コラーゲン(機能性表示食品)
    膝関節の曲げ伸ばしを助ける。

機能性表示食品とは

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前 に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたもの です。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたもの ではありません。

出典:機能性表示食品」って何?(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/about_foods_with_function_claims/pdf/150810_1.pdf

国が安全性と機能性の審査を行いませんので、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります。

出典:食品関連事業者の方へ「機能性表示食品」制度がはじまります!(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/about_foods_with_function_claims/pdf/150810_2.pdf
消費者庁による機能性表示食品のポイント
  • 国は審査をしない。
  • 責任を負うのは事業者。
  • 健康被害があったときは報告。
  • 都合の良い研究だけをピックアップして評価レビューすることは禁止。
  • 「診断」「予防」「治療」「処置」など医学的な表現は使用不可。
  • 治療効果、予防効果を暗示する表示はできない。

これは消費者庁が効果を保証するものでもなく認められたものでもないということ。

この消費者庁のマークがある表示があったからと言って効果が国に認められ信頼性が保証された表示ではないということです。何のためにある表示かよくわからない表示だと思います。

消費者庁の機能性表示食品は信頼保証マークではないということです。責任を負うのは事業者です。

中には、言葉控えめながらも派手な色で大きなイラストと極大の文字を使い効果を繰り返しアピールしたり喜びの声をたくさん載せて心理的な誘導を感じさせられるものもありました。

あれはやりすぎです。せっかく効果があったとしても、むしろ胡散臭さを感じてしまいました。

これらサプリメントの科学的根拠について

グルコサミン、コンドロイチンが、痛みを伴う変形性膝関節症に対してプラセボ効果よりわずかにいいものの有意差は認められなかったとする研究。
Glucosamine, Chondroitin Sulfate, and the Two in Combination for Painful Knee Osteoarthritis
Daniel O. Clegg, M.D., Domenic J. Reda, Ph.D., Crystal L. Harris, Pharm.D., Marguerite A. Klein, M.S., James R. O’Dell, M.D., Michele M. Hooper, M.D., John D. Bradley, M.D., Clifton O. Bingham, III, M.D., Michael H. Weisman, M.D., Christopher G. Jackson, M.D., Nancy E. Lane, M.D., John J. Cush, M.D., et al.
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa052771

変形性膝関節症または股関節症の治療としてのグルコサミン、コンドロイチンは重篤な有害事象は報告されていないが、有効性に関しては説得力のある情報はないと評価するレビュー。
Glucosamine and chondroitin for the treatment of osteoarthritis
Haris S Vasiliadis, Konstantinos Tsikopoulos
Haris S Vasiliadis, Orthopaedie Sonnenhof, 3006 Bern, Switzerland
Konstantinos Tsikopoulos, 1st Orthopaedic Department, 424 Army General Training Hospital, 56429 Thessaloniki, Greece
https://dx.doi.org/10.5312/wjo.v8.i1.1

特定のヒアルロン酸の経口摂取が、皮膚の水分補給と弾力性の増加につながる、皮膚の粗さおよびしわの深さの有意な減少を実証することができた、とする研究。
Ingestion of an Oral Hyaluronan Solution Improves Skin Hydration, Wrinkle Reduction, Elasticity, and Skin Roughness: Results of a Clinical Study
Imke Göllner, PhD, Werner Voss, MD, Ulrike von Hehn, Susanne Kammerer, MD
First Published December 4, 2017

https://doi.org/10.1177/2156587217743640

高分子量ヒアルロン酸を含む経口液体処方の消費は、慢性疼痛の緩和と関連していたとする研究。
Oral Intake of a Liquid High-Molecular-Weight Hyaluronan Associated with Relief of Chronic Pain and Reduced Use of Pain Medication: Results of a Randomized, Placebo-Controlled Double-Blind Pilot Study
Gitte S. Jensen, Victoria L. Attridge, Miki R. Lenninger, and Kathleen F. Benson
Published Online:6 Jan 2015

https://doi.org/10.1089/jmf.2013.0174

変形性関節症でのヒアルロン酸を使った関節内注射は股関節変形性関節症の症状を緩和する。治療は経口と関節内注射の両方で行うことができるとしたレビュ-。
Recent advances in hyaluronic acid based therapy for osteoarthritis
Bowman, S., Awad, M.E., Hamrick, M.W. et al. 
Clinical and Translational Medicine 7, Article number: 6 (2018)
https://doi.org/10.1186/s40169-017-0180-3

ヒアルロン酸の経口摂取は膝の痛みを和らげるとするレビュー。
Oral hyaluronan relieves knee pain: a review
Oe, M., Tashiro, T., Yoshida, H. et al. Oral hyaluronan relieves knee pain: a review. Nutr J 15, 11 (2015)
https://doi.org/10.1186/s12937-016-0128-2
(※ただし著者の何人かはヒアルロン酸サプリを販売しているキューピー関係者である)

コラーゲンの経口摂取は皮膚の弾力性、水分補給に有効であるとするレビュー
Oral Collagen Supplementation: A Systematic Review of Dermatological Applications
Choi FD, Sung CT, Juhasz ML, Mesinkovsk NA.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30681787

結論

私は経口摂取の効果について、所詮消化器官で一度バラバラに分解されるのでそれが再構成されるとは限らないし効果はないはずと最初は懐疑的でした。

しかしコラーゲンやヒアルロン酸の経口摂取の効果を完全否定するだけの科学的証拠は見つからなかった。むしろ効果が見られたとする研究が多さに驚きました。

一方でグルコサミン、コンドロイチンの経口摂取は関節に対してあまり効果がないとする研究は多かった。コラーゲンやヒアルロン酸は皮膚や関節にいいとする研究が多かった。

これらの研究の信頼性までに関しては専門家ではない私では判断できない。

コラーゲンやヒアルロン酸の経口摂取は皮膚を若々しくすると証明されていても、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれているのはなにもサプリ限定ではありません。普段の食事に含まれています。

それを摂取しているのに、サプリを摂取して変わるのか?

と思いましたが、食品のコラーゲンは高分子コラーゲンであり、一度アミノ酸に分解されます。しかし低分子サプリメントだとコラーゲンペプチドという形で、ペプチドはそのままでも一部吸収されるということです。

膝への効果に関しては多くの研究で有効だとされていても、そもそも膝の痛みは原因が色々あるし一口に膝と言っても色々部位があり一緒くたには出来ない。

原因や場所によって治療法は変わるので全てにおいて効果が期待出来るとは限らない。

機能性表示食品であるサプリメントの宣伝は違和感を和らげる、助けるというような表示であり、膝の痛みを治療するとは書いてありません。

これらのサプリメントは治療目的で摂取するものではないということです。

しかし、これらを購入する人がどういう人かと考えると膝の違和感程度では購入しないでしょう。たいてい膝が痛かったリ生活に支障があったりする人ではないでしょうか?

そういう人は、サプリメント購入ではなく、まずは病院で膝をしっかり検査して治療したほうがいいと思います。

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