道路のワイヤーロープ式防護柵は二輪ライダーにとって凶器であり危険

道路のワイヤーロープ式防護柵(海外ではケーブルバリアと言われる)が近年注目されているらしい。

これは車が道路側面に衝突したときに絶大な防御力を発揮し、安全性が高いと注目。しかし二輪から見るとどうだろう。過去にあった事故では電柱を支えるワイヤーで体が切断されて死亡した例もあります。

ワイヤーロープ式防護柵(ケーブルバリア)の二輪への危険性について日本では全く話題にならないが海外では散々話題になっている。車の安全のために二輪の危険リスクを増やしていいものか訴えていきたい。

ワイヤーロープ式防護柵

ワイヤーロープ式防護柵とは道路の端あるいは中央分離帯に設置される車両用防護柵で、支柱にテンションを掛けたワイヤーを張り、このワイヤーで衝突を吸収し和らげてしまおうというもの。

問題はワイヤーロープ式防護柵にはワイヤーにテンションがかかっているため、事故のあったときに救出のためにワイヤーを切断する作業に危険を伴うということ。そのため切断時の注意点や専用カッターなど存在します。

二輪がぶつかった時の危険性は考えられていない

ワイヤーロープ式防護柵の衝突テストは素晴らしい結果を残しているが、これらはすべて四輪のみのテストである。二輪のライダーがぶつかった時どうなるかは考えられていない。

車はボディで覆われているがバイクは生身でぶつかる。その場合大怪我は免れないし下手すればワイヤーロープによって死亡してしまう。

ワイヤーロープ式防護柵ではないが、2016年には白バイから逃走していたバイクが電柱のワイヤーに突っ込んで体が切断されて死亡している。ワイヤーはそのくらい凶器なんです。

ライダーがぶつかるパターンはいくつかあります。

  • 走行中姿勢を保ったまま激突し、バイクが残されライダーは柵の向こうへ飛ばされる。
  • 走行中カーブで膨らんで、ライダーがバイクとワイヤーに挟まれて削られる。
  • バイクが転倒し、ライダーが倒れた状態で地面を滑走しワイヤーロープあるいは支柱に衝突。

最も怖いのがワイヤーがライダーを切断してしまう危険性。また支柱にぶつかって死亡するリスクもあります。

車にとってワイヤーはクッションかも知れないが、二輪にとっては体を切断する凶器です。また支柱に関してもワイヤーロープ式防護柵の支柱はガードレールのものより細いため、ライダーには大きなダメージとなります。

車はただでさえ箱に包まれているのにワイヤーロープ式防護柵で更に安全となり、二輪は転倒すればただでさえ危険なのにワイヤーロープでさらに危険となる。二輪の事を全く考えていないこのワイヤーロープ式防護柵は早急に改良する必要があります。

ワイヤーロープ式防護柵へ衝突したライダーの死亡事故と言うのは検索しても出て来ないが、いつか起きる気がしてなりません。

二輪の安全も考慮された車両用防護柵

ライダーがガードレールへ衝突するときの危険リスクの一つとして支柱への衝突があります。下の動画でその怖さがわかると思いますが詩中にぶつかってヘルメットが破壊されています。

動画で紹介されるバリアは支柱へぶつからないように下側の空いたスペースにもう一枚ガードをつけます。この下側のガードで衝撃を和らげるというものです。

人形を使ったテスト動画です。

ライダーにとって支柱は命を奪う危険な構造物です。これを覆うことは大きなメリットです。ただ問題は、コストかもしれません。

ワイヤーロープ式防護柵は四輪は安全となるが二輪は危険となる。やはり車両用防護柵というものは四輪だけでなく二輪の安全性も考えて作られるべきです。

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