私は福岡に長く住んでいますが、その間に台風直撃は20回か30回・・・それくらい来たかな。
近年は本州方面へも上陸してるパターンが多い気もしますが、同じ規模の台風で比べた場合、九州と違って被害がかなり大きいと思いました。
この記事では台風対策についてテンプレ的なものだけではなく、私の台風経験も織り交ぜて書いていきます。
災害関係のリンク
防災の手引き~いろんな災害を知って備えよう~(首相官邸)
防災情報のページ(内閣府)
自分で行う災害への備え(気象庁)
台風の注意点
台風通過中は外出はしない
通学通勤であっても暴風警戒域であれば外を出歩くのは危険です。看板やトタンなど飛来物が直撃する危険性があります。
大丈夫だなと思って出かけても、瞬間的にかなり強い風が来る場合もあるので十分注意しないといけません。
ちなみに台風時に通勤して強風や飛来物などで怪我しても労災認定されません。
強風域内で傘はさすな
台風の強風時に傘をさす人が多すぎます!
日本は傘文化が強く、自転車に乗っても傘、台風でも傘をさす人が結構います。
しかし風が強いと傘は簡単に壊れます。周囲に人がいる状況で突然壊れたり、強風で傘が飛んでいくと危険。
強風時の雨はレインウェア推奨。
ですが、あまりに風が強いときは飛来物もあるので外を出歩く行為そのものが危険。
車のドアの開閉に注意
強い台風では強風で車のドアが開かなくなることがあります。
開けたドアが強風で閉まって挟まれることもあるので注意。
また、猛烈な台風では車が横転することもあります。
毎度のことだが、台風の様子を見に行かない
台風被害の様子を興味本位で見に行って事故に合うケースが多すぎです。
台風通過中に用水路に近づくのは無論ですが通過後でも油断禁物です。
台風通過後、風がおさまっても河川などは水量が増していますので非常に危険。
河川敷遊歩道で普段舗装されている足元も泥が溜まったりして滑りやすくなっています。河川の護岸が崩れることもあります。
どうなっているのかと興味本位で近づくのはやめたほうがいいです。
雨戸を閉める
付近の瓦や外壁が剥がれて飛んできて窓ガラスが割れる可能性もあります。
雨戸があれば雨戸を閉める。
ない場合は室内のカーテンを閉める。
網戸は風圧で破れることがあるので、外して室内に入れたほうがいいかもしれません。
夜中台風が通過する場合は、就寝中にガラスが割れてくると危険なので窓付近で就寝しない。
ベランダなどを片付ける
ベランダなどに置いてある、飛ばされやすいものは屋内へ入れる。入れられないものはロープなどで固定する。
例えばアパートの高層階であれば、植木鉢などその他の備品がベランダから下へ落ちれば大変危険です。
ポリバケツも空飛んでいきます。
バイク対策
バイクカバーは外したほうがいいです。
外さなかった場合、薄手のカバーは高確率で破れます。
厚手の丈夫なカバーなどで風圧でも破れなかった場合でも、カバー内に風が巻き込んで気球のように膨らみ、バイクが持ち上がって倒れることがあります。ハーレーなどの重量車が倒れた例も知っています。
それでも掛ける場合は、紐などでタイトに縛ってカバーが膨らまないようにしてください。
センタースタンド使用は倒れやすいと言われることがありますが、私はそうは思いません。
私の場合だと大型フルカウルのCBR1100XXをセンタースタンドで立ててカバーをかけ、バタつかないようカバーを紐で3箇所縛って、これで瞬間最大風速35m/sくらいの台風ならば何度も平気でした。
ただ、倒れない保証はありません。
サイドスタンドを使用する場合、1速に入れたりしてタイヤが回転しないようにしてください。タイヤが転がっていくとバイクが倒れます。
サイドスタンドで立てた白バイが強風で倒れる動画の例です。
また、壁沿いに駐輪できる場合は、サイドスタンド側を壁側にして止める。理由はサイドスタンド側ヘは倒れにくいため、強風が当たりやすい面をバイクの右側にする。
なお、雨で地面がぬかるんでサイドスタンドが地面へ沈んでいくとバイクが倒れます。土の地面の場合はスタンドの下にアルミ板(ホムセンに売っています)などを敷いたほうがいいです。
あとは、ミラーは外したほうがいいです、ミラーがあると風圧でハンドルが暴れやすくなりますし、倒れたときにミラーが破損するリスクがあります。
瞬間最大風速50m/s以上は避難推奨
福岡県民の私でも台風で恐怖を感じるのは瞬間最大風速50m/s以上の台風。
さすがにこのクラスの台風は極めて危険で怖い。
風速50m/sは時速で180km/h。
この風速は木造家屋が倒壊するリスクが出てくる目安。つまり木造家屋に住んでいる人は事前に避難したほうがいいです。
この風速はレインウェアが風圧で破れるようなレベルです。というか、立ってられないし立てたとしても目は開けられないし呼吸が出来ないと思います。私はチャレンジしたことはありませんw。
時たま風が弱くなったりしても、また強風が来ることもあります。街路樹や標識が折れたりする危険性もあり、看板など飛来物も飛んでくるので外出は絶対にしてはいけません。
台風の備え
避難場所は災害が来る前に確認
福岡県の場合は福岡県防災ホームページより避難場所と、避難所が開設しているかをマップで見ることが出来ます。
停電への備え
ライトで電池電池で困る人多いですが、災害用にはライトは電池不要のケミカルライト結構おすすめです。
ケミカルライトは折り曲げると化学反応が始まって数時間ほど光ります。最初が明るく徐々に暗くなります。使い捨てです。
光量が足りないと思ったら同時に数本使えばいいのです。
ただ使用期限は永久ではなく、メーカーによりますが使用期限は3–6年ほどです。
100円ショップにバラ売りしてありますので一度試してみてはいかがでしょうか?
水や食料などは普段から備蓄しておく
台風の前後は食料品などが品薄になりやすいです。台風が来る前日になって揃えようとしても、皆同じことを考えているので売り切れている場合もあります。
普段から備蓄をしておいてください。
窓ガラスの真横にベットを配置しない
窓ガラスの真横にベッドを配置したり、布団を敷くと、就寝中に、ガラスが割れて落ちてくる危険性があります。
去風で瓦や外壁などが飛んできてガラスが割れる危険性がありますのでその付近で就寝するのは危険です。
雨戸がある場合は雨戸を閉めればほぼ問題はありません。