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海洋発電の計り知れない可能性!再生可能エネルギーの救世主となれ!

なかなかメディアが取り上げず、世間一般では殆ど知られることがないが、再生成可能エネルギーとして海洋発電が期待されています。実はこれまだ実用化されていません(2022年5月現在)。

海洋発電は海流発電、潮流発電、波力発電、海洋温度差発電がありますが、この記事では海洋発電にスポットを当てて書いていきます。

日本は海に囲まれた島国で、太平洋側は黒潮(日本海流)と親潮(千島海流)、日本海側は対馬海流とリマン海流があります。この海流を利用して発電しようというものです。これは日本だけでなく世界で研究が行われています。

2050年に向けカーボンニュートラルA(温室効果ガスの排出をプラマイゼロ)を目指す日本ですが、その一つとして再生可能エネルギーである太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、太陽熱、バイオマス発電などが有名です。

海流発電は現在目立たない存在ですが、海流には膨大なエネルギーがあり、計り知れない可能性を秘めています。再生可能エネルギーの救世主となるかもしれません。

4つの海洋発電

海洋発電には4つの発電があります。その中の一つが海流発電です。

海流発電
海流を利用した発電。

潮流発電
潮の流れを利用した発電。

波力発電
波の力を利用した発電。

海洋温度差発電
海の上層の温かい海水と、深層の冷たい海水の温度差を利用した発電。

海洋発電の仕組み

海洋発電の仕組みは、海中にプロペラの付いた発電機(タービン)を設置。海流の流れでプロペラを回し、発電するというもの。

実証試験を行ったIHI(アイ・エイチ・アイ)の「かいりゅう」の場合は、海底に発電機(双発式タービン)を置くのではなく、水深100mの海底にアンカーを設置。アンカーと発電機を係留索と言われるロープで繋いで水深50mの深さで浮遊させて海流で発電。

発電した電力は送電ケーブルで海底を伝って送る。

メンテナンス時は発電機(タービン)の浮力を調整し海上に浮かばせて行う。

海洋発電のメリット

  • 風力と違い、海流は絶え間なく流れ続けるため安定した電力供給が期待できる。
  • 二酸化炭素を排出せず自然環境にやさしい。
  • 本格的に大規模実用化されれば原子力発電所が不要になるほどの膨大な発電量となる。

海洋発電のデメリット

  • 漁業への影響。
  • 発電コストが高い。

黒潮が流れる付近は漁場もあり、漁業への影響がどうなるのか。

発電コストは現段階では一般的な発電システムよりも良くないらしい。発電コストについては改良を施し、一般的な電力価格とほぼ同じまで下げることが目標とされている。

運用はいつから?

2017年にNEDOと(株)IHIが鹿児島県口之島沖で水中浮遊式海流発電システム「かいりゅう」をつかった短期実証試験を行い無事終了、2019年からは改良を施された「かいりゅう」が長期実証実験を行っています。

IHIのロードマップによると2021年以降に海流発電の事業展開、2030年以降に大規模ファーム展開という計画です。

日本は海に囲まれた島国です。海流という桁違いのエネルギーをそのまま放っておくことはもったいない。その他、海を利用した潮流発電、波力発電、海洋温度差発電の海洋発電もとてつもない可能性がある。これらは再生可能エネルギーの救世主となるかもしれない。

各種の海洋発電が大規模に実用化されれば電力的には安泰になるはず!これらを発案し、研究しているチームには感謝しかない。未来は明るい!

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