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福島第一原発処理水の扱いについて24日に東電の記者会見があった

以前私のブログ記事で取り上げましたが、福島の処理水のタンクの置き場がそろそろ限界になる問題。3月24日に多核種除去設備等処理水の扱いに関する東電の記者会見がありました。

東電のウェブサイトで記者会見の動画と文書を見ることが出来ます。図解もあり素人でもわかりやすく詳しく記されていて一応は安心できる内容です。

会見の内容は要約でも載せたかったですが著作権の問題があるので東電のウェブサイトで確認をお願いします。東電へのリンクもリンク掲載許可に氏名と電話番号まで個人情報の入力が必要なので省略。

一応、私の感想だけ簡単に書いていきます。

以前の記事。

処理水問題とは

福島第一原発事故によって放射能に汚染された水が増え続けています。この汚染水を処理してタンクに封じ込め敷地内へ保管していますが、この保管場所が2022年で満杯になるという問題です。

そこでその処理水を海洋放出するか水蒸気放出するかという案が出ていました。多核種除去設備(ALPS)でトリチウム以外の放射線を除去した処理水を少しずつ放出するという方法です。

問題は処理水と入ってもトリチウムは残ったままということで、リスクが有るという反対派と希釈されるので問題はないとする賛成派がぶつかり合っています。

処理された汚染水を敷地外へ持ち出すのはリスクがあるとしながらも、海洋放出や水蒸気放出はではリスクはないというのは一見矛盾しているように聞こえますが、これはつまり人が飲めないような危険な処理水だが、海や大気へ放出してそれが広がって薄まってしまえば自然被爆より小さくなり大丈夫だという想定です。

それ以外の方法については面倒で効率的ではないということで、結局は海洋放出か水蒸気放出かで決まるでしょう。

これらは常時監視して異常を検知した場合は処分を停止するとしても、一度放出したものは回収できませんので失敗は絶対に許されない方法であると私は思います。

この処理水。放射線除去の処理がされてはいるが敷地外保管は危険、放出する場合も一気には出来ないということはやはり処理水自体は危ない水ということでしょう。

この問題でわかったことが一つあります。

原発は何かあったらもう手には負えないということ。

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