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環境問題は人間のエゴなのか

善悪とは何か?

善悪は人間が決めたルール。自然界に善悪は存在しない。

自然保護や動物保護を善とし、環境破壊を悪とするのは人間が決めたルール。

このルールは何のためにあるのか?

突き詰めれば、人間のためにある。

これが身勝手なことなのか?というと、人間のすべての行動は人間という種の保存に紐付けられていて、生命の使命は子孫繁栄でこれは生命40億年の歴史から変わっていない。

それは生命を乗り物とした遺伝子が最終的に生き延びるためにあり、進化と絶滅を繰り返し最終的に何らかの種が生き残ることにある。

ゆえに人間が環境保護に全うすることは自分たちの将来のためであり至極当然のことです。

自然界に善悪はない

自然破壊、戦争・・・善悪というのは人間が決めたルール。

そしてそのルールは国や地域で異なることもあれば、時代でも異なることもある。

人間が環境を破壊した、人間がいなければ美しい地球だった。ようなことを言われることもあります。

ですがその美しい地球は人間が決めた基準。

人間が過ごしやすい環境(人にとって有害ではない環境)というのが美しい地球の基準。しかしその人間がいなければ、その基準すら意味がありません。

太古の地球では生命にとって酸素が猛毒ガスという有害物質でした。現在のような酸素比率の大気に覆われた地球を作ろうものなら生命にとって劣悪な環境。つまり当時はそれが環境破壊。

人間が決めた美しい地球というのは、現在の人間に有害とならない地球環境を基準としているのです。

つまり善悪というのは人間が決めたその時代のルールにすぎず、永遠不変のものではありません。

温暖化で海水面が上昇しても、汚染物質(人にとって有害な)で地球全体が汚染されても、地球上から人類が絶滅しても、

それは人間にとって良くないことであるが、地球や宇宙という括りで見るとそれはただの歴史上の自然現象の一つに過ぎないし、人がいなくなろうが時間という歴史は止まらないし何事もなかったかのように刻まれ続けます。

ですが人間にとって人間が住みやすい環境は大切であり、環境保護というのは人間にとって善なのです。

環境保護は人間のためにある

地球の環境を保護するなら人間がいないことが一番いいのではないのか?

なんて言う人もいます。

しかし人間がなぜ環境保護をするかというとそれは人間のためです。

人間がいないということは、人間が決めた環境基準そのものが消えることになり、それは善も悪もない世界です。

生き抜くことが最優先

なぜ環境を保護しなければならないのか。

それは人間が生きていくための環境を作るため。

人間が人間を繁栄させる行動パターンは遺伝子に刻まれたプログラムで生命に課せられた最大の使命。生命は互いに食いつく食われつつ強い種が生き残ってきました。

ある種が生き残るために別の種が食べられ利用され、こういった相互作用で最終的に何らかの種が生き残る。

生命は何度も絶滅を繰り返し、進化を繰り返し、その時代の環境に適応したなんらかの種が生き残る。人間は進化しながらこれに勝ち進んできたのです。

人間というのは生命の長い歴史における一時的な形状(遺伝子の乗り物)であり、その乗り物は今後もいくらでも枝分かれして進化することが出来ます。生命は最終的になんらか種が生き残ることにあります。

生命の危機となる小惑星衝突も、この衝突を回避できることが出来る生命がいるとしたら人間だけです。人間は、地球上の何らかの遺伝子が生き残るためには不可欠な存在かもしれません。

こう考えると、遺伝子が地球環境の変化や災害から生き残るために人間へ進化したのかもしれません。

環境保護は人間の使命

環境汚染、環境破壊は人間が子孫繁栄するために障害となるもので、そうならないように将来を考えて環境保護(自然環境や動植物も含めた)行動を起こしています。

例えば住宅街に現れた野生の熊を発見すると、食べるためではなく危険だからという理由で人間が熊を射殺する。これを「人間の身勝手な行為だ!」と考える人もいます。

たしかに野生の熊は生きるために食料を探し、餌がないと人間のテリトリーへ迷い込むことはある。それを人間が仕留める。

しかし人間は人間が生きるために自分たちを熊から守る。いたずらに射殺しているわけではない。熊も生きるために必死でその結果迷い込んだ。お互い鉢合わせして熊がやられるのは弱肉強食の勝負で人間に負けた。どっちも悪ではないし、これは自然の摂理。

動物の使命は自分たちの種を繁栄させること。人間が生きるためには人間が人間のことを考えて行動するのはおかしいことではない。

人間が生きていくためには地球上の生命が人間だけでは無理。生きるために必要な自然環境や動植物を必要以上に消費していると判断されるとバランスを整えるために調整する。

人間のエゴイズムといえばそうだが、エゴイズムがなければ地球の厳しい自然環境や生存競争で人間が生き延びることは出来ない。

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