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腸内環境のためにヨーグルトという日本思考をスイスと比べる

ヨーグルトと言えば整腸作用、腸内環境のために・・というイメージをもっている人も多いと思います。

しかしスイスでは事情が違う感じです。ヨーグルトを日本のように整腸作用云々でアピールしていません。ヨーグルトの健康効果がないというわけではないですが、この文化の違いはいったい・・・。

日本人は腸内環境への効果を求めて食べる人が多い

日本ではヨーグルトの謳い文句として整腸作用、腸内環境、内蔵脂肪が減る・・メーカーはそういう健康効果を強調して宣伝します。

日本でも古来からヨーグルトはありましたが、商品としてヨーグルトが出てきたのは明治時代。食品ではなく整腸剤としての販売が始まりで、食品として流通し始めるはずっと後になります。

日本ではそういう歴史もあるんでしょう、日本にとってのヨーグルトは腸内環境のための食べ物的なポジションです。

しかしスイスではそういう傾向はまったく聞かない。スイスでは、ヨーグルトのパッケージはいかに美味しそうに見せるか、美味しくたべるかを宣伝するかにこだわっている感じです。

栄養的な謳い文句もありますが、脂肪が何%とか、いかに添加物を使ってないかとか、そういう程度。腸内環境についてはあまり宣伝してない感じ。◯◯菌使用とかも書いてない。

スイス人にとってヨーグルトは普通においしい食べ物の感覚でしょうか。私がそうであるように。

スイスのヨーグルトの宣伝文句
  • Emmiヨーグルト
    国内ミルク使用、添加物なし、少量の砂糖
  • Coop Naturaplan bioヨーグルト
    有機栽培原料
  • Biosphäre Markt ENTLEBUCH ヨーグルト
    有機栽培乳、有機栽培原料

日本のヨーグルトの宣伝文句
  • 明治ブルガリアヨーグルト
    消費者庁許可特定保健用食品、おなかの調子を良好に保つ
  • 雪印ナチュレ恵
    消費者庁許可特定保健用食品、腸内環境の改善に役立つ、ガセリ菌・ビフィズス菌、内臓脂肪を減らす
  • 森永ビヒダス
    特定保健用食品、ビフィズス菌BB536、大腸サポート

こうやってみると日本ではヨーグルト=整腸剤的な扱われ方をしている事がわかると思います。

健康志向でこれはこれでいいと思うのですが、個人的にはヨーグルトをお薬としてではなく食べ物としてみてほしいと感じます。つまり腸内環境がいい人でもヨーグルトを食べましょう、おいしいですよとう感じで。

ヨーグルトは本当に健康に効果があるのか

ヨーグルトが健康食品であるということは世界的に認められています。あらゆる健康効果が謳われていますが、しかし健康を強調するいくつかは、裏付けが不十分とされています。

ちなみに私の場合、ヨーグルトは気が向いたときにしか食べませんが、別に食べなくても便秘にはなりません。私はかつて一度も便秘になったことがない。毎日朝に出ます。

便秘の人で、毎日ヨーグルトを食べ続けている人を数人知っていますが、本人は信じているようですが私から言わせると一向に体質は変わってない。何年経っても「前回出てから今日で何日目」、という話題は絶えません。

中には良くなったという人がいるかも知れないが、それがヨーグルトが原因かなんてのはそう思い込んでいるだけの可能性もあるため確証は持てない。自律神経も関わってくるのでプラシーボ効果を含めた比較をしながら大規模な人数で長期的な実験をしてほしい。

FAO/WHO合同専門家協議では便秘改善に関しては議論の余地があり、有効なテストをするべきだとしています。

The ability of probiotic therapy to alleviate constipation (difficulty in passing stool, excessive hardness of stool, slow transit through the bowel) is debatable, but may be a feature of selected strains. Randomized placebo controlled efficacy studies aimed at exploring these effects are strongly recommended.

Source: Health and Nutritional Properties of Probiotics in Food Including Powder Milk with Live Lactic Acid Bacteria – Joint FAO/WHO Expert Consultation
http://pc.ilele.hk/public/pdf/20190225/bd3689dfc2fd663bb36def1b672ce0a4.pdf

まあ仮に、便秘改善に効果がなかったとしても、じゃあそれでヨーグルトはもう食べません的な流れになると私は悲しい。もし効果がなかったとしてもいいじゃないですか、ヨーグルトは栄養価も高いし美味しいし、食べましょうよ、と言いたい。

スイスのヨーグルトは種類が豊富

日本では健康効果を求めてかプレーンヨーグルトが結構人気がありますが、スイスではフルーツや砂糖などが混ざったヨーグルトが圧倒的に多いです。

といってもゼラチンとか寒天とか入ったものではなくちゃんと乳製品メインで作ったヨーグルトです。

値段は物価の高いスイスでもCoopなどのスーパーなら日本と同じくらい安い。種類は豊富で、羊乳を使ったものも有るし、季節によっても限定メニューがあり楽しむことができます。

ですが日本の健康志向のプレーンタイプのヨーグルトもいいと思います。

日本でもフルーツヨーグルトはありますし、プレーンタイプも両方人気があります。ですがどっちにしろ、ヨーグルトを買うなら寒天など入ったものではなく乳製品でできているものにしましょう。

ヨーグルト風寒天ゼリーみたいなのはあれはヨーグルトの風味を感じませんしヨーグルトとは思っていません。そういうお菓子として買うならありですが。

美味しいからという理由で食べてほしい

乳製品なんでも大好きである私から見れば、ヨーグルトを整腸剤のような感覚で食べるのを見るのは悲しい。

ヨーグルトは本来食べ物として生まれたものです。私の場合は便秘でもないし肥満でもないがヨーグルトは食べたいときに食べてます。ヨーグルトは美味しい、だから食べるんです。

ヨールグルトは食べ物、お薬じゃない。

整腸のために食べ続けるという感じの束縛から抜け出せば、ヨーグルトの選択肢が増え楽しく食べることができるでしょう。整腸作用で選ぶのではなく好きなヨーグルトを選ぶんです。医薬品じゃないんだし、いいじゃないですかそれで。

ただし寒天とか混ぜものじゃないちゃんとしたヨーグルトをね。

美味しく食べて健康に。

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