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石川で震度5強、地震が多い能登半島での志賀原発への不安

気象庁によると、2020年3月13日2時18分頃、石川県能登地方でM5.5の地震が発生。石川県輪島市鳳至町、輪島市門前町走出では最大震度である震度5強が観測。

この付近は2007年にも地震がありました。平成19年能登半島地震です。気象庁によればM6.9、最大震度は6強を観測。総務省消防庁によれば負傷者356名、死者1名、全壊684棟。

今回、石川県能登地方で発生した地震はけが人などの情報は分かりませんが、心配される志賀原発では異常はないということです。

志賀原発は1号機2号機ともに2011年度より現在まで運転停止中で運転再開の予定は今の所ありません。北陸電力は志賀原発の再稼働を目指しているので廃炉の予定もありません。

しかしながらこの付近は地震が多い。

大きな地震はこれだけじゃありません。能登半島ではかつて何度も大きな地震が起きています。しかも志賀原発の真下に6本の断層があるということで2号機の再稼働に向けて、この断層が活断層か否かで議論されました。

志賀原発は1999年に人為的ミスで臨海事故を起こしたことがあります。

しかもこの事故が発覚したのが2007年。こういうことが一度でもあると住民は不安になります。発生した地震によって異常はないと言われても、素直にハイそうですかと納得はできなくなります。

さらに石川県の隣の若狭湾には高浜発電所、美浜発電所、敦賀原子力発電所と原発が集中しています。

日本には未発見の断層も数多くあり、さらに30年以内に発生する確率がほぼ0だった断層なのにも関わらず、発生したという地震もありますので、確率が低い=安心はできないということです。

正直日本は原発に向いていない場所だと思います。原発は何かあった時手に負えないということは福島の事故でよく分かりました。しかも福島原発事故は今も終息していません。

脱原発は理想ですが、ただ、単に廃止だの脱原発と訴えても、結局代替エネルギーの目処が立たないと、どうにもできません。

2011年の福島原発事故時、節電の意識が高まりましたが今やその意識は風化し、過去のものとなっています。

電力を無駄に使うだけ使って反対というのではなく節電の意識はずっと持ち続けていくべきだと思います。ただ、二酸化炭素排出量削減などで今後電気自動車もどんどん普及していくとなると、さらに電気の需要は増えます。

原発の穴埋めは節電だけでは不可能で、脱原発には代替エネルギーが必要になります。

例えば現在電力の35%を原発に頼っているスイスは脱原発宣言をしています。スイスの新エネルギー法では風力、太陽光の発電量を2035年までに4倍に増やし、一人あたりのエネルギー消費を35%低減させ、2050年までに原発をなくすということです。

特に四方を国境で挟まれ狭いスイスでは原発でなにかあると逃げる場所がありません。しかし日本も地震や火山、台風、津波と災害が多い国。外国はどうであれ、日本こそ原発に適していない環境。

大地震は全国どこでも可能性があり、未発見の断層も山ほどあります。いくら耐震性云々でアピールしても、地震がなくても原発トラブルが度々有るのが現状。

しかも日本では災害があるたびに想定外が口癖になっています。何かあれば想定外で済ませてもらっては困るのです。特に日本では原発は非常にリスクが高い。

能登半島のように地震が多発する場所では住民は今後も不安を抱えながら生活しないといけません。

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