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通学路の自動車事故から子どもたちを守る7つの方法

6月28日に通学路で飲酒運転(DUI)のトラックが小学生の列に突っ込む悲惨な事故がありました。飲酒運転は許されるものではありません。

しかし通学路はDUIに限らず、抜け道として飛ばす車が多く、以前から危険性が指摘されています。

通学路を守るための方法を考え、それぞれを私の独断で評価していきます。

通学路から車を締め出す

通学路を通学時間帯だけ車両通行禁止にすることは有効な方法です。標識などで規制しているところはかなりあります。

ただ、標識を見なかったり標識を守らないドライバーがかなりいるのも事実で、たびたび取り締まりがニュースになります。

こういう車に限って通勤の抜け道として利用しかなり飛ばしているパターンが多い。

写真のようにバリケード標識にすると効果は高いかもしれません。

歩道の整備

歩道整備や歩道空間確保は有効は対策です。

ただ、整備が困難な狭い道路もあるのは事実です。

一方通行にする

通学路を一方通行にするのも有効な方法。

一方通行にすれば歩く空間が広く確保できます。

通学路を一方通行にしてある通学路はあります。

しかし生活道路を速度制限標識を遥かに超えた速度で飛ばす車も多いので、やはり理想は歩行者と完全に分離することだと思います。

減速帯(Speed bump)の設置

減速帯(Speed bump)の設置は有効な方法と思います。

単に速度制限だけでは守らない人が多いので、ここへ減速帯(Speed bump)があると強制的に速度を落とすことになります。

ただし減速帯(Speed bump)には、緊急車両が速やかに通れないなどの欠点があり、海外では問題になっています。加減速を繰り返すことで燃費にも影響があり、環境に悪い。

自治会などのサポート

自治会などが通学時間帯に小学生を誘導して安全を確保する活動は各地で行われています。

これらの活動は非常に有効で今後も行って欲しいと思います。

ISAを導入する

ISAとは 自動速度制御装置 Intelligent speed adaptation(インテリジェント スピード アシスタンス)

これは昔からある単なる速度リミッターではありません。

ISAは速度制限マップをGPSと関連付けたり、あるいはカメラで標識を読み取って、その区間の制限速度に応じてアクティブにリミッターを切り替えていく次世代の装置。

このISAはEUでは2022年に義務化されますが、日本ではISA導入について国土交通省が検討はしているものの、2021年6月29日現在の段階は導入は決定していません。

つまり日本だと速度標識がない一般道では60km/hリミッターがかかり、30km/h制限がある道路になると30km/hでリミッターがかかる。高速に乗ると100km/hリミッターとなる。

つまり例えば通学路を15km/h制限にし、このISAで15km/hリミッターをかけてしまうような感じです。

ただ、国土交通省の仕様を見ると、機能の有効無効があるようで、これを無効にされると意味をなしません。

ドライバーの意識改善

通学路というのは多くの子供が歩いて通学する生活道路です。道路は歩行者が優先です。通勤車両などで抜け道で飛ばすような事自体ありえません。

道路が狭く安全な歩道が整備できないなら車は歩行者が驚かないように配慮しないといけません。

車道と歩道の区別がない場合は、歩行者となるだけ間隔を開けて追い越すか、または安全な間隔が取れない場合は徐行して追い越さないといけません。(道路交通法第18条の2)

子どもたちは友人とはしゃいで突然走り出したり飛び出たりすることもあり、走って転ぶこともある。そういった危険性は予測できるので一般的な歩行者よりもさらに慎重になる必要があります。これは教習所でも習ったはずです。

しかし現実は歩行者のギリギリ真横をすごい速度差で走り抜ける車が多い。通学路が抜け道になっていて通勤時間帯に飛ばすような車と言うパターン。進入禁止でも平気で入ってくる。

こういった人たちは通学中の子供はちょろちょろとして危ないという。

彼らは危ないのは車の方だとあまり感じない。彼らにとって危ないのは歩行者であり車ではないと言った感覚。そもそもここから考えを改めないといけません。

危ないなら十分に速度を落とし、なるだけ間隔を開けて慎重に追い越すこと。人が多いならば徐行するべき。例えば制限速度が30km/hだからと30km/h出す必要はありません。これは上限速度です。子供が多く危険だと思えば10km/h未満でゆっくり慎重に進めばいい。

歩行者と事故起こしたドライバーは事故を起こしてからようやく反省。しかしまだ事故を起こしていない全国のドライバーには他人事でありなかなか伝わらない。そういった人もそのうち事故を起こすとそこで目が冷めてやっと反省する。交通事故はいつもこのパターン。

安全に通学できる環境は、道路整備だけでなく、ドライバーの意識改善も重要です。

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