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いつも後手後手!対策が遅い!日本の危機感の薄さについて!

ブロック塀死亡事故、飲酒運転対策、煽り運転対策、ベンチプレス死亡事故・・・なにもかも大きな事故や事件が起きる前は関心が薄く、起きてから対策が一気に強化される。ベンチプレス事故に関しては、事故が起こったジムしか対策が強化されていない。

この傾向は一般人でも同様で、災害が起きてから災害グッズや備蓄食料の必要性を考え始める。シートベルトしないで事故起こして大怪我してからシートベルトの重要性を考え始める。前もって情報を与えても一定割合の人は聞く耳持たず対策をしない。

事前にいかに危険性を訴えようが、実際に大きな災難が降りかからなければ、たいした対策が行われない。また災害などが起きてその時は意識が高くなっても、結局その時だけですぐに忘れ去られてしまう。この繰り返しについて、いい加減に進歩しないのかと、この記事で疑問を投げかけます。

昔から繰り返される後手後手対策

2018年に地震によって高いブロック塀が倒れ、小学生が死亡。この事故をきっかけに全国で調査を開始。しかしこういう危険性はもともとわかっていたはず、しかし死亡事故が起こるまで動かなかった。

2006年に福岡市の海の中道大橋で飲酒運転事故があり、追突された車が橋から海へ落ち3人が死亡。飲酒運転の危険性は前々からわかっていたが危機意識は低かった。飲酒運転はドライバーの意識も低かった。この死亡事故をきっかけに法整備が厳しくなる。しかしこれも起こってからの対策であり、遅い。

2017年に東名高速道で起きた煽り運転での事故では2人が死亡。煽り運転というのはそれ以前から多かったがこれ以降見直されることになる。

2012年にはベンチプレスで死亡事故発生。千葉県のトレーニングルームでベンチプレスをやっていた男性が80kgのバーベルに首を挟まれて死亡。こういう事故は前もって想定はされたが施設は対策をしていなかった。そのトレーニング施設はこの事故の後に本気で対策をしたが、それ以外の全国のトレーニング施設はセーフティバー徹底など今だに全く興味がない所も多い。

実際事故を体験するまで対策をしない。それ以前から問題が叫ばれていてもほとんど取り上げられないし誰も動かない。そしていよいよ大きな事件事故が起こってから動く。毎度まいどこのパターンでうんざりします。

今、対策すべき問題

南海トラフ津波問題での住民の意識

南海トラフで発生するであろう巨大津波、これが2-5分で到達する地域は未だに人が住んでいる。本来なら居住禁止区域になってもおかしくはない。これは決して大げさな話ではない。2-5分で津波到達する地域は避難なんて100%無理。

南海トラフ津波が来れば、海岸付近は東北と同じように一体更地になるのは目に見えています。自宅を失い、ここには住むべきではなかったとなる予感しかしない。

今、ここに住むべきではないと言うとそんなことは現実的に無理と馬鹿にされるだけかもしれないが、実際発生すれば間違いなく一帯は地獄図になり、そこでやっと真顔になって真剣になるのだろう。日本人は今現在の生活しか考えておらず、将来起こり得る災害への関心はあっても危機感がなく、対策を実行へ移す人は僅か。

南海トラフに関しては、東北の教訓もあり、政府はかなり真剣に考えています。しかし市民はかなり平和モード。危機感がないです。

起こる前にいくら危険性を叫んでも多くの人は耳にしない。東北の津波も先人の教訓は全く生かされなかったが、このままではこれを南海トラフで再び繰り返すことになるかもしれません。

公共の場所での飲酒や酔っぱらいの徘徊が規制されない

酔っぱらいによるトラブルや事故、犯罪はかなり多い。これに関しては寛容すぎて呆れてしまいます。公園などでの飲酒は法律で禁止にするべきです。

花見などがあるたびに酔っぱらいによるトラブルや喧嘩が起こる。また、週末や年末年始は路上では酔っ払いによる傷害事件、道路に寝て車にひかれるなど事件事故が相次ぎます。酔っ払って街を歩いてもいいだろうという感覚が日本人にはあります。

酔っ払いに寛容な文化だから改善しない。いい加減に飲酒対策をしてください。

歩きスマホが法規制されない

歩きスマホは駅のホームからの転落など結構事故は起こっています。歩きスマホによる信号無視、歩行者との接触も多い。しかし、法で規制されません。歩きスマホは蔓延しています。

これも大きな事故が起きない限り動かないのでしょうか?歩きスマホした人が信号無視して道路を渡り始め、それを避けようと車が急ハンドルを切って歩道に突っ込むなんて可能性も想定できます。そういう事故が起こる前に規制するべきです。起きてからでは遅い。

自転車LEDライトに光軸など規格が整備されない

10年くらい前から流行り始めた自転車のLEDライト。その多くは光軸がおかしく車のハイビームのように眩しい。しかもメーカーはどんどん明るいものを出す始末。しかしその多くは懐中電灯のように四方八方へ照らすようになっていて光軸がメチャクチャです。

強力なLEDライトを直射されれば目がくらんで前が見えません。眩しくならないようにちゃんと作られているライトはほんの僅かしかない。歩行者がライトに目がくらんで足元が見えなくなり、転倒して骨折するなど事故が起きなければ対策はされないのでしょうか?

トライクのヘルメット着用義務がない問題

トライクとは3輪車。ヤマハトリシティなど特定二輪車に分類された3輪はヘルメット着用義務があります。しかし一般的なトライクはヘルメット着用義務がありません。バイクのようにまたがって乗るのにシートベルトもなし、ヘルメットもなし。

そしてトライクに乗る人は現にヘルメットをしない人は多くいて、安全意識が低い傾向。

危険だとわかりきっているのにヘルメットが義務化されない。車などに追突すれば運転手は投げ出され、車やアスファルトに叩きつけられる。二輪と同じで危険。おかしな話です。これも重大な事故が起きてから法改正という流れにしか見えません。

車のタイヤ摩耗カスは側溝から河川や海へと垂れ流し

車のタイヤ摩耗カスがどうなっているか知っていますか?路上に積もった分は雨で側溝へ流れ、側溝から河川や海へ直接流れ込みます。この環境問題は全く取り上げられない。

私の見積もりでは日本国内で年間6万5,000トンを超えるタイヤ摩耗カスが道路へ積もり、川や海へ直接流れ込んでいます。ですがこれは微粒子になっていて目視では実感することが出来ません。

これは紛れもない環境汚染です。しかし誰も声を上げません。現時点では法律などでは全く規制はありません。垂れ流し状態です。タイヤ素材を天然資源のみに制限するなど法整備が必要だと思います。

私がこの記事で訴えたいこと

災害対策、交通事故対策、防犯対策・・・

確率が低いことは軽視されがちです。

災難を身をもって体験したことがない人は危険性を軽視してしまう傾向。そしてようやく自分に災難が降り掛かったとき、その恐ろしさや悲惨さを実感し、真剣に考えて対策を始める。そして他人へ危険性を訴え始める。

しかしその災害や事故などを実体験していない他人は、その訴えをほとんど耳にしない。

そして耳にしなかった人たちも、同じように自分へ災難が降りかかると、考えを改め、その後に危険性を訴え始める。

以下ループ。

多くの災難は前もって対策ができたことなんです。

政府だと、実際災難が発生して被害者が出ないと動かない。事前に危険性を訴えてもまるで動かない。対策は相変わらず後手後手です。

個人だと、他人の災難を自分へ活かすことができない人が多い。周囲の情報を取り入れてそれを自分へ活かし、事前に防止することが出来る日が来るのはいつなのか。

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