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車優先の都市整備はヒートアイランドを深刻化させる

深刻なヒートアイランドの熱帯夜。

昼間であってもアスファルトで覆われた都市はその人工皮膜付近に近づくだけで灼熱。

車移動を優先した都市構造にすると、このアスファルトが増え、ヒートアイランドは深刻化。

車優先の都市構造

車社会、車移動を基準とした車優先の都市構造。

車が増え、渋滞する。すると車移動を優先させるため道路を増やす。車が増えると駐車場も必要になり駐車場が増える。

車線を増やし、バイパスを作り、高速道も作った。

さあ、車が便利になった。そうなるとさらに車が増える。増えると再び渋滞。そしたらまた道路を増やす。そして駐車場も増える。

この終わりのないループでどんどん道路面積と駐車場面積は増えてきました。むしろ人が住む場所が狭く、都市部は大半が道路と駐車場。

道路や駐車場が増えるとアスファルトに覆われた人工被膜が増える。ちなみに気温34.2度(気象庁)の日のアスファルト路面を計測すると59度ありました(非接触型温度計オプテックスQT-2で表面温度を計測)。

このアスファルトは昼間に熱を蓄え、そして夜間放出する。ヒートアイランドの影響が大きい都市部は夜冷えない。

日本は車社会

日本は何事も車だ。買い物へもマイカー、通勤もマイカー、旅行もマイカー、物流もトラック。

ちなみにスイスも車は多いが、列車の方を優先させた都市構造。

車を締め出して鉄道などを優先させるというスイス的思考は日本にはないです。

福岡は路面電車を締め出して車の走れる道路を広げ、その後地下鉄という流れでした。

スイスではツェルマットやヴェンゲン、ミューレンなどの一部のアルプス地域ではガソリン車進入禁止(ゴミ収集車などはいいようです。)これは昨日今日出来たものではなく100年以上前から規制。そのかわりスイスは列車やその他公共交通機関が充実しています。

日本では車がないと観光地巡りが出来ないほど車移動を優先した交通網です。

日本では鉄道より車優先なので都市部は鉄道側が高架だが、スイスでは鉄道優先で、線路はそのまま地面に敷かれて整備。その上か下を道路が整備されています。

そして物流も鉄道を多用しています。ミルクタンクの車両もあります。カンデルシュテークからのレッチュベルクトンネル区間では車やバスなどを列車に乗せて運んでしまいます(カートレイン)。

山の上は登山鉄道かロープウェイあるいはヘリコプターで物資を運んでいます。山が多いのにどこまでも鉄道網が張り巡っています。

熱帯夜の深刻化

最高気温や最低気温の比較はスイスと日本では気候が違うので比較はできませんが、日本で都市部が異常に夜間冷えないのはヒートアイランドの影響が大きいと思います。

その証拠に気象庁が統計をはじめたここ145年で東京の8月の平均最高気温は2度ほど上昇していますが、平均最低気温の方は5度ほど上昇。

気象庁のデータベースを用いて環境めぐりでグラフ化(1875-2018年のグラフ)

※2014年12月に東京の気象庁の温度計の場所が気象庁本庁から北の丸公園へ変わり、そのせいで最低気温が1.4度下がったと言われていますので最近の最低気温は甘めです。

ヒートアイランドは夜間の温度が下がらないのが特徴で、日中の最高気温は最低気温ほどは影響はありませんが、気象庁の温度計は芝生上の日陰の中にあります。

しかし実際は我々は表面温度60度もあるアスファルトの上を歩くのです。コンクリからの跳ね返った熱もまともに受けながら生活しています。

車優先の都市構造を見直してほしい

車を優先し道路の車線を増やしたりバイパスを作ったり、そして増えた車を止めるためにアスファルトの駐車場が増える。

ヒートアイランド対策は緑化整備など行われてはいますが、やはり冷静に見て日本のこの道路と駐車場の面積は異常です。おかしい。日本国土の何%が道路と駐車場の面積なのかと思えるほど車のために無駄に土地を使っています。

人が住む場所が狭くなるほど道路と駐車場で埋め尽くされているのです。車のために。

スイスではCO2対策として車を減らすために公共交通機関を無料にする案が出るほどです。(ただし実現は難しいようです。)

日本はまず車を減らすという思考がないです。ただ最近は路面電車が見直されては来ています。

個人的には、車を便利にするために道路を拡張など整備するのはもう止めてほしい。これは終わりがないループです。そしてヒートアイランドは悪化。

鉄道、路面電車、バスなどの交通網を広げ、マイカーを減らす構想が必要です。そのために観光地などへの公共交通機関の交通網を広げる。割引サービスの充実。異なる路線での切符の統一化。荷物運びサービス。スイスのように異なる路線でも駅とホームの統一で乗り換えを迅速にする。

日本では鉄道会社や路線を乗り換えるたびに、改札口を出て長々歩かされ、また違う自販機で切符を買い、改札口通過して歩いて・・・ほんと日本の鉄道は不便です。

スイスなんて平野部では私鉄、国鉄、ドイツのICE、そしてTGVまで同じ駅に全部並列で並んでるので乗り換えはホームの番号が変わるだけ。

話は戻って、ここ数年の灼熱の夏はもうそろそろ我々の限界です。外出るだけで太陽からの灼熱と、路面からの反射熱のサンドイッチで蒸し焼きになりそう。

せめてなんとかならないでしょうか、アスファルト路面。歩道だけでもウッドチップにするなどしてほしいです。

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