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添加物の危険リスクをゼロかイチで考えていませんか?

環境めぐりでは食品添加物については何度か記事にしてきました。

しかし食品添加物がいかに危険かと煽るような本がいまだに出続けています。これらの本は消費者の不安を煽り、雰囲気に飲まれてしまうと正しい判断を狂わせます。

食品メーカーが添加物を安全ですと言っても、メーカーは利益が絡んでいるので透明性に欠けると思われてしまう。「添加物は危険」という本に関しても本の売上を上げる目的が絡むが、これはなぜか消費者は信じやすい。

そこで第三者の私が冷静になって食品添加物について正しい判断が出来るように記事を作りました。

食品添加物を過剰に避ける消費者

食品添加物はかつて色々言われました。

赤色3号が、サッカリンが、アスパルテームが、亜硝酸ナトリウムが・・・。

また、週刊誌や本では食品添加物の恐怖を煽るものが数多くあった。

消費者はまるでホラー映画を見るかのようにその雰囲気に飲まれ、過度な不安を生じるようになる。

それは厚労省や農林水産省、各食品メーカーがいくら安全と訴えてもなかなか不安は消えない。

消費者は添加物をゼロかイチでしか考えようとしない。つまりあるかないか。

消費者と専門家ではリスク認識の大きな隔たりがあります。

内閣府食品安全委員会事務局が行った「食品に係るリスク認識アンケート調査」によれば、消費者は健康リスクに食品添加物が大きいとし、専門家はタバコや飲酒、食生活が大きいとする。

この認識の差は、売上を上げるため過激な表現を用いて食品添加物の不安を煽る週刊誌や本の影響が大きいと私は考えます。

毒性があるかないかではなく摂取量がポイント

じゃがいもの芽や緑の皮にあるソラニンは毒性があることで知られていますが、ソラニンはじゃがいもの可食部にも僅かに含まれています。しかし食べても平気なのは微量しか含まれないからです。

食品添加物は中には発がん性が疑われるものはあります。

しかし添加物というのは1日摂取許容量のADIという数値が定められていてこれは無毒性量をさらに1/100にした数値。これに収まるように添加物は使用されています。

つまりじゃがいもの可食部に微量に含まれるソラニンと同様、人体に害が出ないレベルで安全な摂取量であるということです。

消費者は添加物について、毒性があるかないか、つまりゼロかイチで考える傾向が強いです。しかし毒性というのは、どんなものでも大量に摂れば出てくるものです。

酸素や水だって塩分も大量に摂取すると体に害が出ます。毒性がゼロかイチではなく、大切なことは摂取量なんです。

組み合わせによって毒性が出る場合もある?

例えば加工肉で使われるソルビン酸と亜硝酸ナトリウムの組み合わせ。

ソルビン酸、亜硝酸ナトリウムそれぞれには毎日一生食べ続けても安全であるADIという基準がありきちんと管理されていて安全な量が保証されます。

ただ食品安全委員会の添加物評価書によれば、ソルビン酸と亜硝酸ナトリウムの組み合わせによる反応生成物に発がん性・遺伝毒性が報告されています。

添加物評価書 ソルビン酸カルシウム (食品安全委員会)
https://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-calciumsorbate_k.pdf

ただし注意しなければならないのは、食品安全委員会の添加物報告書にあるように、この組み合わせの毒性報告は特殊な実験条件下のものであり、実際にその添加物が入ったものを食べて形成されることを意味するものではないということ。

研究論文というのは一片だけを見て騒ぎ立てるのではなく、冷静に全体を見てしっかり評価しないといけないということです。

ちなみに亜硝酸ナトリウムは水溶性なので茹でることである程度溶け出します。またビタミンCと一緒に摂取することでアミンと反応して形成されるニトロソ化合物生成を阻害することが出来ます。

つまり心配ならばソーセージに切れ目を入れて茹で、果物や野菜などと付け合わせてバランスよく食べればいいのです。

食品添加物は腐敗や食中毒を予防する目的があるものもあります。

亜硝酸ナトリウムは発色剤、防腐剤として使用されますが、ボツリヌス菌生成を抑える役目もあります。

ピーナッツのカビ毒であるアフラトキシンには発がん性があります。熱に強いので加熱しても毒性は失われない。

輸入ピーナッツの食品衛生法違反事例の大半はカビ毒アフラトキシンであり、無農薬とか無添加が理想で安全とは限りません。

たった一つの研究を鵜呑みにするな

添加物が危険という本は、自分に都合のいい科学的な研究論文のみをピックアップして「◯◯の添加物には発がん性があることがわかっている」などと消費者を納得させようとするが、そもそも研究というものはたった一つではほとんど説得力がないということ。

研究論文というものは発表されれば確定というものではありません。間違いや不正が多い世界です。また販売メーカーが出資者になったり、その透明性や再現性が求められます。

研究論文というものは一つのテーマに対して数多くあり、すべてが同じ結果であるというわけではありません。

政府などの安全機関では研究論文を大量に募集し、専門家を集めてそれを一つ一つ評価して最終的に安全性を決めます。そしてそれは定期的に再評価が行われます。

そうやって決められていくのです。

この記事で言いたいこと

  • 本は売るために過激な表現を用いて不安を煽る。
  • 研究論文は正しいとは限らない。
  • 研究論文は一つだけ見ても駄目。多くの研究論文から評価したレポートを見ろ。
  • 添加物リスクはゼロイチではなく摂取量がポイント。
  • 添加物はADIで無毒性量からさらに1/100以内に収まっている。
  • カビ毒や細菌も発がん性に影響する。添加物はそれを防止する。

最後に食品添加物について、厚労省のウェブサイトのリンクを貼っておきます。

食品添加物(厚生労働省ウェブサイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html

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