台風、地震・・・災害は停電を伴うことがあります。そのたびに困るのが照明やスマホの充電。
使用期限がある乾電池をどうやって備蓄するか、またモバイルバッテリーで備えるという方法も。今日は災害時の停電時における電気の確保。乾電池やバッテリーの備えについて。
乾電池はローリングストックが困難だ
災害用食料ではローリングストックが基本です。
乾電池も使用期限があります。そのうち放電して電圧が下がってしまいますので、どこかで入れ替えないといけません。
この乾電池の備蓄もローリングストックするよう書かれていることが多いですが、これ現実的じゃないです。
電池なんて買いだめしたところで、期限が迫ってきて、消費して回転させろと言われたとこで、そうそう使うものがない。使うことがない人は本当に使いみちがない。
私の場合はハンディライトは普段はそうそう使うものじゃないし、時計の電池で使っても時計の電池は数年持つからポンポン消費できない。リモコンなどに使ってもそれも数年持つのでそうそう減るもんじゃない。
日常生活で備蓄分を回そうとしてもなかなか使えるものじゃないです。災害時だけ電池を一気に消費するというのはローリングストックがしにくい。
災害用品はメジャーな単3仕様で揃える案
ローリングストックを少しでも効率良く出来るように、また、無駄に備蓄量を増やさなくていいように、電池を無駄にしないように、家庭内で乾電池を使う電化製品はなるだけ同じ乾電池で統一したほうが便利です。
単1や単2、ボタン電池など大量に備蓄していた場合、使用期限が迫ってきたとき使いきれません。まあ別に捨てればいい話ですが、もったいない感じがします。
ちなみに私は単4電池を24本貯めておいて、長期保管でほとんど使い切れず、買った状態のまま大量に液漏れし全て無駄にしました。
乾電池仕様のハンディライトもいろいろなものがありますが、ボタン型など特殊なタイプの電池は災害時には向いていません。また、2019年の台風19号の前日は単一電池が品薄になりました。
色々考えるとやはり単3タイプが安価で大量にストック可能で無難です。
ハンディライトが単3電池なら時計もランタンもラジオも単3で使えるもので揃える。単3電池は色々なものに使えて便利だと思います。
単3電池6本で9時間点灯するLEDランタン
災害用は使用期限の長いものを選ぶ
備蓄するなら、液漏れしにくく、使用期限が長いもの。つまり長期保管できるタイプの乾電池です。
アルカリ乾電池は一般的に使用期限が5年ほどですが、10年保管できる乾電池があります。備蓄用の乾電池はそういう物を選びましょう。
電池は、普段使わないランタンやハンドライトなど電気機器へ装填しないで、購入時のパックされたまま保管するのが吉。ランタンなどへ装填したまま保管すると、電池は徐々に消費され液漏れの原因にもなります。
モバイルバッテリーを活用
災害時といえばやはりスマホは欠かせない。
このスマホのバッテリー電源がどれだけ確保できるかは重要。
そこで大容量モバイルバッテリーが重宝します。モバイルバッテリーは持ち運び可能なバッテリーでここからスマホへ充電が可能。旅行でも使えるので便利。
それに、モバイルバッテリーを電源にし、USBで接続できる卓上ライトを点灯させればそのままランタン代わりです。
モバイルバッテリーには太陽光充電がついているものもありますが、フル充電に70–150時間(1日10時間充電しても1–2週間以上かかる計算。機種による。)だったりと実用的とは思えません。
モバイルバッテリーはコンセントから充電して使用するのがメインです。
台風などは前もってくる日時が分かりますので、それに合わせてモバイルバッテリーにきっちりフル充電しておけば、停電になっても、そこからスマホへ複数回フル充電できます。リンク先の商品だと4–5回フル充電可能。
大容量モバイルバッテリー
モバイルバッテリーのUSBから電源を取れるLEDクリップライト
ただ、充電式のアイテムで統一するのは、台風など事前に来るのが予報される災害時には、前もってフル充電して対応可能ですが、突発的に来る地震などを考えると普段からきちんと充電しておく必要があります。
停電が起こったあとになって、あれ?バッテリー空だった・・なんてならないように。
災害後に揃えようとしても苦労します
私達は災害の多いところへ住んでいます。日本全国どこでも停電はありえます。
災害が来てからさあ慌てて揃えようとしても皆同じことを考えていますから、入手に悪戦苦闘します。前もって備えることが大切です。
台風の前日でも同じです。2019年の台風19号のときは前日に乾電池が品薄になりました。だから普段から揃えておくのです。